探偵の寝言
  TOP   調査内容   彼の寝言   寝言と会話   浮気調査   素行調査   意外な結果
素行調査なるもの

これ。
いつもの寝言とは違い、実際、調査に出かける前の電話で、ちょっとだけ調査が会間見えたんです。

素行調査。
いったい、どんな調査なのかなって、興味でますよね。
営業に出ている社員の行動を見ていたみたいなんです。

なんとなく、起きぬけの彼に話しかけるのも面倒になり、自分の睡眠を優先するようになったころでした。
夜中、彼の携帯電話が鳴っている着信音で目が覚めてしまったのです。
彼の隣りで、思わずタヌキ寝入り・・・。

探偵さんって、すごいですよ。
夜中のコールにもかかわらず、2回コールが鳴らないうちに、ぱっとでたのですから。
これで、なんで、わたしが話しかけても起きないのか不思議なところなんですが。

機械音と、人の声って、そんなに与える影響が違うのでしょうか?
電話に出た彼は、その相手が共同経営の相手だと確認すると、わたしを気にしてか、小声で、“ちょっと待って”というと、お布団を抜け出し、部屋を出て行ってしまった。
けれど、そこはそれほど広くないアパート。
会話する声が丸聞こえだっちゅうの☆

共同経営の相手は、興奮しているような感じで、部屋を出る前から、携帯電話の向こうで大きな声を出しているのが聞こえていた。

「今から!?」
という、彼の驚いた声。
「密会って、なんの密会だよ?」
なんて会話。
そして、
「とにかく確認してくるから!」
というと、大慌てで着替えて、出ていってしまった。

普通、少しくらい、わたしに“ちょっとでてくる”程度でも良いから、声をかけますよねー。
そんな配慮を忘れるくらいの慌てぶり。
それほどの密会って?
密会なんて言葉、最初は浮気調査なんだって、思ったんです。
しかも、大物相手の。

もしかして、芸能人だったりして・・・。
なんて、わたしの妄想も膨らみます。
しかしそれは、わたしの意に反して、ただの素行調査だったんですね。
ただの、って言ったら失礼か(笑)

何故、わたしがそれを知ったのか。
それは、帰ってきた彼に、ためしに出勤前に話しかけてみたんです。
いつもの朝方ではなく、いつもよりだいぶ遅い時間に。
だって、夜の12時過ぎに出かけた彼が帰ってきたのが、夜中の2時半。
寝付けなかったようで、3時くらいに静かな寝息が聞こえてきました。

朝、彼に話しかけてみた。
「急で大変やったね。」
と聞くと、
「そうやてー。密会っていうから、やっと証拠でた思ったのに、ただのフィリピンパブやったわー。」

密会に、フィリピンパブ?
これだけ聞いたら、浮気の証拠だって思ってしまいますよね。
「まさかねー。」
って、適当な相槌を打ってみたら、
「仕事の横流しの相手かと思ったのになー。」

ん?

浮気相手ではなく、仕事相手?